INTERVIEW

インタビュー

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インタビュー

事業用地を専門に三為取引をおこなう

不動産会社、ミラニティ エステート。

2023年12月に設立した新しい企業でありながら、

スーパーゼネコンからも厚い信頼を寄せられている。

その理由はいったい何か?

代表・後藤雅樹氏の仕事に対する思いや

プライベートの顔に迫り、秘密を紐解く。

不動産業界に携わること
となったきっかけを教えてください。

学生時代に宅建の資格を取得したことが、業界に入るきっかけとなりました。都会にある不動産会社に勤務したのですが、駅前に事務所を構えて、みんなきれいな恰好をして、いいスーツを着て、いい時計をして、いい車に乗って、かっこいいなと憧れる世界になりました。当時、基本給は支給されず、歩合制のみの給与でした。その稼ぎで、当時350万円の腕時計を一括で買いました。今でも大切に使っています。
そうした頑張りも、妻と結婚するにあたり、義父から年収の条件が出されたおかげですね。約束は守らないといけないと思っていたので、結果を出せるよう努力しました。振り返ってみると、就職氷河期や厳しい仕事など、すべて今につながる試練だったのかもしれません。

新規事業部の立ち上げにも
関わられました

分譲マションを手掛ける不動産会社が、賃貸管理や土地活用をする部署を立ち上げることになり、引き抜きの話が出ました。これまで歩合の世界にいましたが、今後を考えると若い頃みたいには動けない。ならば、役職について安定してみてはどうだろうという言葉で転職を決心しました。
当時は3人で初めた事業でしたが、今では100名ほどの従業員がいる規模に成長しています。

そこで学ばれたことは?

「自分が儲かることさえできればいい」という思いは捨てて、人を育てること、組織を回すことを経験させていただけたのがありがたかったです。経営する立場の考え方ができました。
良かれと思って部下を叱ったり、それが負担と知って放置しすぎたり、バランスがうまく取れないこともありました。そんな時、妻に「子育てと一緒」と言われ、「そういうことか」と腑に落ちました。怒る役とフォロー役を作って、逃げ場を作らないといけないですね。

スーパーゼネコンとのお付き合いは
どのように始まりましたか?

コロナ禍は、企業を訪問しても、事前アポがないと会うことができませんでした。大手の企業にも何度か営業訪問していたところ会えずじまい。ある日、突然会っていただけたのですが、その理由が「10枚たまったから」。訪問するたびに受付に名刺を置いていったので、「10回も諦めずに来た奴は、どんな奴か見たくて会った」と言っていただけました。いちばん最初に契約していただいたスーパーゼネコンです。
そこからは「あの物件を担当したのは、どこの誰だ?」という話になり、業界内で気にしていただけるようになりました。

趣味のゴルフについて
お聞かせください。

最初は仕事の付き合いで渋々始めたゴルフですが、スコアが上がるにつれ楽しくなっていきました。
18ホールをまわると、その人の性格、本性が分かります。今後の付き合い方の道しるべともなります。私と仕事にとって、潤滑油のようなものです。

神社参拝もされるそうですね。

サラリーマン時代に地鎮祭を経験しました。その時、土地の神様に工事の無事を祈ることや、氏神様と崇敬神社との違いを知りました。
作法や歴史を知ったうえで参拝に行くようになったのは、とある会社を退職して人間不信になったのがきっかけです。
独立を迷っていた時も、導きの神様におみくじという形で返事を託し、その結果が今に繋がっています。
また、仕事のご縁もいただいています。仕事で三重を訪れた際、多度大社に参拝に行きました。参道で靴紐がほどけたので、結び直そうと隅に寄ったところ、ふと奉納札が目に入ったのです。その会社さんに資料を送ったところ契約に結び付き、その後もお付き合いさせていただいています。

休日はツーリングにも行かれるそうで、
大型バイクがきれいに磨かれています。

バイクは若い頃によく乗っていたのですが、車の免許を取ってからはほとんど乗らなくなっていました。息子が高校生になり、バイクに興味を持ち始めた頃、私も久々にバイクに乗りはじめました。思春期の子どもとは昔のように話すことも少なくなったと感じるのですが、ツーリングをしてインカムを通すと、いつもは話せないことまでが話せます。車より疲れますし、快適ではないですが、自然を感じることができる点も好きなところです。バイクに乗るとドーパミンが多く出るそうで、若々しくなると聞いたこともあります。子どもが巣立った後も、若々しくいたいですね。

「ドラゴン会」について教えてください。

会員は昭和51年生まれの辰年。会社経営者やそれに準じた7名です。皆さん、社員の前で弱音など言えない立場であり、時に孤独を感じています。業種は違っても、同じ境遇で同じ悩みを持つ、心強い仲間たちです。
私が暴飲暴食をしていた時には、「ずっとこのメンバーでいたい。誰かが病気で欠けてしまうことは寂しい」と本気で心配してくれました。これまで、家族以外にそこまで心配してくれる人はいただろうか。過去には、出世ばかりを考えて人のことを心配することなどなかった自分に、人との接し方を教えてくれた大切な存在です。
その仲間に教えてもらった言葉があります。
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人生の真理 10か条

20代、30代前半まではお金や自分を中心に考えていたのですが、
この歳になって、自分ひとりでは生きていけないのだとつくづく感じます。

1

家は買えても。家庭は買えない

2

本は買えても、知識は買えない

3

薬は買えても、健康は買えない

4

地位は買えても、尊敬は買えない

5

時計は買えても、時間は買えない

6

友達は買えても、友情は買えない

7

写真は買えても、思い出は買えない

8

会社は買えても、信頼は買えない

9

名医は買えても、命は買えない

10

出会いは買えても、愛は買えない

最後に、今後の展望をお聞かせください。

日本は「東」が発展するのですが、「西」を活気よくしていきたいという思いがあります。街が寂れていったら、どれだけ家族関係がよくても、生活に困ってしまいますから。
また、妻の祖父は「あの世までお金は持っていけない」と言って、よく神社に寄付をしていました。私も、神社という日本の「いいもの」を今後に残したい思いがあるので、寄付を通して貢献していきたいです。
MIRAI+REALTY=MILANITY
MIRAI+REALTY=MILANITY
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